研究成果『技術情報』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。
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作物 平成21年(2009年)農試・作物部・育種部、農業技術課
硬質小麦「ハナマンテン」の止葉展開期から開花期までの追肥により品質が向上する硬質小麦「ハナマンテン」は止葉展開期から開花期までの追肥によりタンパク質含有率が向上し、灰分や粉色、製粉性への影響は小さい。 |
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果樹・その他 平成20年(2008年)農総試(バイテク部)、果樹試(育種部)
SSRマーカーを用いた県職務育成もも・ネクタリン品種の識別県職務育成4品種を含むもも・ネクタリン43品種について、3種類のSSRマーカーを用いることにより県職務育成品種を含む特定の28品種を識別できる。 |
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果樹・その他 平成20年(2008年)農総試(バイテク部)、果樹試(育種部)
SSRマーカーを用いた県職務育成りんご品種の識別県職務育成5品種を含むりんご26品種について、3種類のSSRマーカーを用いることにより供試26品種すべてを識別できる。 |
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果樹・病害虫 平成20年(2008年)南信試(病虫土肥部)
ナシマダラメイガの性フェロモントラップSEトラップの粘着版中央部に、開発したナシマダラメイガの発生予察用性誘引剤を設置すると、ナシマダラメイガのオス成虫を1ヶ月以上にわたって、効率的に誘引捕獲する。この捕獲数を、年間を通じて、半旬毎に調査することにより、誘殺消長を簡単に把握することができる。 |
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果樹・病害虫 平成20年(2008年)果樹試(病虫土肥部)
りんご園の土着ミヤコカブリダニに与える農薬の影響カーバメート剤と殺ダニ剤の一部はりんご園の土着ミヤコカブリダニに対して影響が大きい。また、有機リン剤とネオニコチノイド剤の一部は影響があり、合成ピレスロイド剤とIGR剤及び一部を除く殺菌剤は影響が少ない。 |
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果樹・病害虫 平成20年(2008年)果樹試(病虫土肥部)
ビーティング法によるりんご園のカブリダニ類及びリンゴハダニの発生状況の把握新梢に寄生するダニ類を黒色板上に叩き落とすビーティング法により、りんご園に発生するカブリダニ類及びリンゴハダニの発生状況が把握できる。 |
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野菜・花き・きのこ・病害虫 平成20年(2008年)南信試(病虫土肥部)
下伊那地域のキュウリから分離したキュウリ褐斑病菌の薬剤感受性下伊那地域のキュウリから分離したキュウリ褐斑病菌は、ベンズイミダゾール系剤、ジエトフェンカルブ及びボスカリドに対して感受性が低下している可能性が高い。このため、耕種的防除を徹底した上で、効果のある薬剤のローテーション散布を行う。 |
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野菜・花き・きのこ・病害虫 平成20年(2008年)野花試(病虫土肥部)
ピーマン(カラーピーマンを含む)に発生する土壌病害の診断法現在長野県内で発生しているピーマン(カラーピーマンを含む)の各種土壌病害は、考案したフローチャートに従うことで診断することができる。フローチャートで使用する密閉容器内の簡易組織培養法は、病害診断する際の補助となる。 |
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作物・病害虫 平成20年(2008年)農事試(病虫土肥部)
降雨がなくともイネいもち病(穂いもち)は発生する感染源が確保されている場合、降雨がなくとも穂いもちが発生する場合がある。 |
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作物・病害虫 平成20年(2008年)農事試(病虫土肥部)
イネいもち病(葉いもち)の感染に及ぼす強雨の影響「発生予察支援装置」、「クロップナビ」による葉いもち感染条件の判定で、感染源が確保されている圃場においては、強雨により感染好適条件を免れた場合でも感染している可能性がある。 |
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作物・病害虫 平成20年(2008年)農事試(病虫土肥部)
水稲種子の浸種・催芽中でのイネばか苗病の2次伝染程度健全籾を汚染籾と同一容器内で浸種・催芽すると、催芽方式や催芽時間により程度は異なるが、汚染籾から健全籾へ高率にばか苗病の伝染がおこる。 |
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野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成20年(2008年)南信試(栽培部・病虫土肥部)
ヒペリカム白化症状の発生原因ヒペリカムの白化症状は尿素中に副成分として含まれる「ビウレット」が原因である。ビウレット性窒素の施用量が5g/a以上となる場合は白化症状が発生する可能性がある。 |
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土壌肥料 平成20年(2008年)野花試(病虫土肥部・花き部)
ユーフォルビア・フルゲンスの養分吸収量特性ユーフォルビア・フルゲンスの栽培農家で、植物体の養分吸収量を調べ、成分ごとの株あたり吸収量と吸収パターンを明らかにした。 |
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土壌肥料 平成20年(2008年)野花試(病虫土肥部)
灰色低地土での可給態リン酸残存量と根菜類等の生育・収量施肥前の土壌可給態リン酸が 50~100mg/100g 乾土程度残存する灰色低地土畑では、根菜類等(ジャガイモ、ダイコン、タマネギ)は、リン酸無施肥でも 1~2 作は、生育や品質、収量に影響を受けない。 |
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野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成20年(2008年)野花試(病虫土肥部・野菜部・菌茸部)
灰色低地土アスパラガス畑におけるきのこ廃培地及び廃培地堆肥と稲わらの4年間の分解特性比較エリンギ及びエノキタケ廃培地または堆肥の重量、炭素、窒素の分解は、培地組成の違いより腐熟程度の影響が大きく、とくに 12 月に施用後、翌年 6 月までの分解は、稲わらに比べ、未熟な廃培地ほど早い。 |










