研究情報

研究成果『野菜・花き・きのこ』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「野菜・花き・きのこ」の研究内容とその成果をご紹介します。

技術情報 平成23年(2011年)野花試環境部

遺伝子診断法(PCR法)によるレタス根腐病菌のレース迅速識別法

レタス根腐病菌における特定遺伝子領域の塩基配列をもとに、各レースの DNA 断片を特異的に複製できる試薬(プライマー)を開発した。このレースに対応したプライマーを用いた PCR 法により、レタス根腐病菌の各レース(1~3)が迅速に識別できる。

技術情報 平成23年(2011年)野花試花き部

量販需要に向けたキクの密植栽培における栽植密度・仕立て方法

量販需要に向けた輪ギクの密植栽培では、a 当たりの仕立て本数を 7,200 本とした時に 70cm 調整重 30g 以上の切り花本数が多くなる。この時の株間と株当たり仕立て本数は、床幅 60cm 程度の2条植えでは、株間 7.5cm×3本/株または株間 10cm×4本/株とする。

技術情報 平成23年(2011年)野花試花き部

トルコギキョウの日持ち性に及ぼす栽培環境要因

トルコギキョウの抑制栽培では、発蕾期以降の適度なかん水と4条植の疎植栽培により、切り花品質が高まり、日持ち性も向上する。

技術情報 平成23年(2011年)野花試育種部

精度向上のためのレタス斑点細菌病抵抗性ほ場検定の時期と施肥条件

ほ場でレタス品種・系統の斑点細菌病に対する抵抗性の検定を行う場合、試験実施時期は5月下旬~6月上旬及び8月下旬~9月上旬定植の作期で行うと良好な結果が得られる。また、施肥窒素を減肥することによって、抵抗性を示す品種または系統の選抜が容易になる。

技術情報 平成23年(2011年)野花試佐久支場

ハクサイ、キャベツ、グリーンボール、ブロッコリーに発生する黒斑細菌病は発病に作物間差および品種間差がある

ハクサイ、キャベツ、グリーンボール、ブロッコリーにおける黒斑細菌病に対する感受性はグリーンボールとハクサイで相対的に高く、キャベツで低い。また、各作物とも品種間差がみられる。

技術情報 平成23年(2011年)野花試野菜部

植物原料由来生分解性マルチ「エコデイア」の特性

植物原料由来生分解性マルチ「エコディア」は、作業性が既存の生分解性マルチと同程度である。既存の生分解性マルチより生分解はやや遅く、品目によっては生育がやや遅れることがあるものの、実用性が高い。

技術情報 平成23年(2011年)野花試野菜部

盛夏期のトマト施設栽培における高温対策用被覆資材の特性

盛夏期のトマト施設栽培において、遮光率 30%程度の被覆資材である「ふあふあ」および「クールホワイト」を利用することにより、無被覆に比べてトマト果実の表面温度と葉面温度が下がり、トマト生長点位置における施設内最高気温も低下する。

技術情報 平成23年(2011年)野花試佐久支場

ブロッコリーの品種「おはよう」と「ファイター」は、播周期に低温に遭遇しても花らいが紫色になりにくく、品質も良好である

晩秋期どりのブロッコリーで花らいにアントシアニン(花らいが紫色になる)が発現しにくく、花らいの品質が良好な品種として「おはよう」と「ファイター」がある。

技術情報 平成23年(2011年)野花試・環境部

ピーマン炭疽病の簡易診断法と防除対策

下伊那地域で発生しているピーマンの斑点症状の原因はColletotrichum simmondsii R.G.Shivas & Y.P.Tan による炭疽病である。特に果実で被害が大きく、6月上旬に初発が認められる。Ca 欠乏症との識別が困難な場合があるが、3日間の常温・湿室条件で簡易診断が可能である。本病に対してはアミスターオプティフロアブル、ダコニール 1000 による予防散布が有効である。

技術情報 平成23年(2011年)野花試・環境部

北信地域の露地アスパラガスに多発する茎枯病の特徴とその防除対策

長野県北信地域の露地アスパラガスで多発している茎枯病は、前年の罹病残茎等からの若茎への感染に端を発し、立茎後の発病蔓延に至る。さらに、秋季刈り取り後の罹病残茎等が翌年の伝染源となっている。本病を効率的に防除するためには、立茎前の畦面への盛り土や立茎後の速やかな薬剤防除など、各防除方法を組み合わせた体系防除が必要である。

技術情報 平成23年(2011年)野花試・環境部

新たに確認されたアブラナ科野菜黒斑細菌病菌の病原型とその宿主範囲

近年県内のアブラナ科野菜では黒斑細菌病が多発生しているが、優占している病原型は平成14年にアメリカで確認された新型の Pseudomonas syringae pv. alis alensis である。本病原型は、日本国内で既報の P . syringae pv. maculicola よりも宿主範囲がやや広く、特にエンバクに対して強い病原性を示すため、輪作作物の選定には注意が必要である。

技術情報 平成23年(2011年)野花試・菌茸部

芽切りをしなくても高品質なきのこが生産できるエリンギ(バイリング)「シナノ淡雪(あわゆき)」の育成

「シナノ淡雪」は、芽切りをしなくても収穫時において傘が波打つことなく品質に優れた品種である。

試行技術 平成22年度(2010年度)野花試・野菜部、南信試・栽培部

夏秋どりいちご「サマーエンジェル」の収穫適期と収穫後の果実管理方法

夏秋どりいちご「サマーエンジェル」の収穫適期は盛夏期では5~6分着色、それ以外の時期では7~8分着色である。また、収穫後すみやかに8℃程度で管理することにより、過度の着色進行が防げ、糖度・酸度の果実品質が保持できる。

普及技術 平成22年度(2010年度)野花試・育種部

アスパラガス新品種「ずっとデルチェ(長・野交40号)」は、長期どり栽培品種として有望である

アスパラガス「ずっとデルチェ(長・野交40号)」は、春どりでは太ものが多く、多収で、夏季はかん水により収量が増加し、長期どり作型に利用できる新品種である。

試行技術 平成22年(2010年)野花試・環境部

0.5M塩酸抽出法により家畜ふん堆肥の短期的な窒素肥効を評価できる

0.5M 塩酸により堆肥から抽出された無機態窒素を測定することにより、家畜ふん堆肥に含まれる速効性窒素の肥効を評価し、施肥設計に反映することができる。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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