研究成果『技術情報』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。
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病害虫 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部・佐久支場
アブラナ科野菜炭疽病の発病要因アブラナ科野菜の炭疽病は、気温が20℃付近で、且つ葉表面の濡れ時間が5時間以上となるような条件で感染・発病しやすくなり、また、葉の濡れ時間が長いほど、気温が高いほど発病程度も高まる傾向にある。 |
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病害虫 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
県内各地から収集したアスパラガス茎枯病菌のベノミル感受性県内各地のアスパラガス産地から茎枯病菌を採集し、ベノミルに対する感受性を検定したところ、すべての地域からベノミルに対する感受性低下菌が検出された。 |
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野菜・花き・きのこ・病害虫 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
ブロッコリー根こぶ病菌密度とチンゲンサイを用いたポット試験での根こぶ着生程度との関係指標植物としてチンゲンサイ「青帝」を用いたポット試験で、根部に1cm径程度の大きな瘤を着生する土壌は、根こぶ病菌(休眠胞子)密度が10万個/g以上の高汚染土壌である可能性が高い。 |
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野菜・花き・きのこ・病害虫・土壌肥料 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部、上田農業農村支援センター
ブロッコリー根こぶ病の発生要因と菌密度に与える土壌消毒及びおとり作物の影響ブロッコリー根こぶ病が多発生する主要因は、土壌中の高い病原菌密度である。また、カーバム剤等を利用した土壌消毒処理は根こぶ病菌(休眠胞子)密度の低減効果が高い。 |
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病害虫 令和2年(2020年度)果樹試験場環境部
欧州系ぶどう品種防除体系の主要病害に対する防除効果「シャインマスカット」や「クイーンルージュ(r)」栽培に対応した欧州系ぶどう品種防除体系は、慣行巨峰防除体系と比較して黒とう病とうどんこ病に対する効果が高い。晩腐病、房枯病に対しては同等に効果がある。 |
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病害虫 令和2年(2020年度)果樹試験場環境部
ブドウうどんこ病の果房感染時期と防除ブドウうどんこ病の果房感染の盛期は落花10~20日後頃である。6月下旬~7月上旬頃の防除でうどんこ病に効果のある薬剤を散布すると、果房での発病が低減される。 |
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病害虫 令和2年(2020年度)果樹試験場環境部
長野県内におけるリンゴ黒星病のDMI剤、QoI剤耐性菌の分布状況2019年、2020年に県内で発生するリンゴ黒星病のDMI剤、QoI剤耐性の状況を調査した。DMI剤耐性菌は両年とも確認され、北信地域の広い範囲に分布していた。現時点での耐性菌密度は、薬剤耐性黒星病の強化防除体系により、低いレベルに抑えられていた。QoI剤耐性菌も2019年、2020年に確認された。QoI剤耐性菌の分布は、2019年には北信地域の一部であったが、2020年には北信地域の広範囲、東信地域に及んだ。 |
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作物・病害虫 令和2年(2020年度)農業試験場環境部
長野県におけるイネ紋枯病被害による発病進展部位と減収の関係紋枯病による減収率は成熟期の発病進展部位が高いほど大きくなる。特に発病進展部位が止葉葉鞘以上では明らかに減収する。 |
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野菜・花き・きのこ・土壌肥料 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部・佐久支場、農業農村支援センター
レタス産地における硫安の多肥・連用による土壌酸性化の事例東信地域のレタス産地での土壌酸性化の原因を検討した結果、硫安系肥料の多施用が原因と考えられた。 |
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果樹・土壌肥料 令和2年(2020年度)南信農業試験場栽培部
日本なし「幸水」に対する圧縮空気噴射式土壌改良機を用いた根域施肥と表面局所施肥による慣行施肥の50%減肥栽培が、生育、収量及び果実品質に及ぼす影響日本なし「幸水」成木樹に対し、2月下旬に圧縮空気噴射式土壌改良機を用いて、慣行施肥における基肥と3~5月追肥合計分の50%量の窒素を、緩効性窒素肥料で主幹から2m離れた周囲に等間隔で8か所、深さ30~40cmに打ち込む(根域施肥)。その後、6月下旬及び収穫後に慣行施肥の50%量の窒素を速効性窒素肥料で表面局所施肥する。この施肥方法を3年間継続しても、生育、収量及び果実品質に大きな影響は見られない。 |
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果樹・土壌肥料 令和2年(2020年度)果樹試験場環境部
りんご「シナノゴールド」M.9台木樹における施肥窒素の吸収と移行特性りんご「シナノゴールド」M.9台木樹における窒素の吸収量、樹体内分配、利用率は施肥時期により異なる。3月の施肥窒素は、摘果果実への施肥由来窒素の分配が少なく、当年の収穫果実、葉、1年枝、主幹旧枝部等の貯蔵部位に効率的に利用されていると考えられた。 |
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作物・土壌肥料 令和2年(2020年度)農業試験場環境部
晩期追肥と基肥20%減肥は「コシヒカリ」の疎植栽培において有効な施肥法である疎植栽培(16株/㎡)を行う場合、追肥時期を1週間程度遅らせることで慣行と同等の収量を得られ、玄米品質が向上する。基肥については20%減肥しても同等の収量・品質が得られる。また、疎植栽培における窒素吸収量は慣行と同等である。 |
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畜産 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部
ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこしの栽培技術ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこし栽培は、ほ場を耕うんした栽培と同等の収量が得られる。 |
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畜産 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部
野辺山地域におけるメドウフォックステイルの発生実態野辺山地域のメドウフォックステイルの出穂は4月下旬に始まり、開花は5月上旬から6月中旬まで続く。種子は6月上旬から発芽能力を持ち始めることから、種子繁殖による拡散を抑制するためには6月上旬までに収穫適期となるオーチャードグラスやチモシーの品種を栽培することが望ましい。 |
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畜産 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部
イタリアンライグラス早生種の結実種子を利用した草地更新法イタリアンライグラス早生種は8月中旬に3番草が結実する。その結実種子を利用して、ディスクハローを用いた簡易耕により草地更新が可能である。 |










