研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場花き部

無加温栽培におけるアルストロメリア新品種の生産性評価

無加温栽培における主要品種および新品種(16品種)の特性を調査した。定植2年目に株当たり切り花本数が100本以上となった品種は「ラプラ」、「ゴールド」である。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場花き部

周年栽培におけるアルストロメリア新品種の生産性評価

周年栽培における主要品種および新品種(16品種)の特性を調査した。定植2年目に株当たり切り花本数が120本以上となった品種は、「マリリン」、「ゴールド」、「ジョールズ」である。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場花き部

球根コンテナや育苗箱を用いたトルコギキョウの隔離栽培方法

球根コンテナや育苗箱の容器に調整ピートを主体とした培地を用いることでトルコギキョウの切り花栽培が可能である。施肥潅水方法は、散水チューブと緩効性肥料の組み合わせとする。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

低圧ミスト噴霧による夏季の施設内温湿度の変化

夏季の施設内は高温・乾燥状態となりやすい。低圧ミストノズル(クールネットプロ)を用いた飽差制御による間欠噴霧により、夏季の施設内の高温・乾燥状態を緩和することができる。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部、農業技術課、園芸畜産課

DIYで取り組みやすい環境計測・制御機器 Arsprout DIY キット

環境計測・制御機器ArsproutDIYキットは、電気工作の未経験者でも容易に組み立てることができる機器で、施設の仕様に合わせてセンサーや制御項目が自由に選択でき、低コストで環境モニタリング・制御を行うことができる。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

簡易な雨よけ施設を用いたアスパラガス枠板式高畝栽培の収量性及び経済性評価

簡易雨よけ及び小型ハウスを用いたアスパラガス枠板式高畝栽培は、収穫作業が軽労化されるとともに、茎枯病の発病を抑制し、収量は成株で1.5t/10a以上に達する。雨よけ施設及び枠板式高畝の設置費用を要するものの、収量向上により露地栽培を上回る所得が得られる。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場佐久支場

ほう砂水溶液の茎葉処理によるブロッコリーホウ素欠乏症(かさぶた症状)の発生軽減効果

ブロッコリーに発生するホウ素欠乏症(かさぶた症状)に対して、0.5~1.0%のほう砂水溶液を1株当り50ml茎葉散布することにより発生程度を軽減できる。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

白ネギの越冬春どり作型の適品種

長野県内における白ネギの越冬春どり作型では、越冬率が高く晩抽性である「羽緑一本太」が有望品種である。

野菜・花き・きのこ 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

レタス類を2条同時に切断可能な小型レタス収穫機

軽トラックに積載可能なレタス収穫機(DX-121)は全面マルチ栽培に対応し、玉レタスおよび非結球レタスを2条同時に切断することが可能である。

動画を再生する

果樹・土壌肥料 令和5年(2023年度)南信農業試験場栽培部

日本なし「南水」苗木のジョイントV字トレリス樹形栽培本ぽ定植育成時の切り返し位置及び被覆尿素を用いた省力施肥法

樹間150cm、主枝配枝高90cmのジョイントV字トレリス樹形用の日本なし「南水」の苗木を本ぽ育成する場合、定植時の地上部長が概ね130cm以下の苗木は、40cm付近で切り返し、翌年8月まで育成することで曲げ込み可能な280cm以上の苗木が得られる。また、定植当年及び2年目の生育初期にリニア型50日タイプの被覆尿素(LPコート50)を、苗木を中心に直径約50cmの円形内に施肥することにより、生育期間中に行う定期的な施肥を省略できる。

果樹 令和5年(2023年度)南信農業試験場栽培部

日本なし「南水」のジョイントV字トレリス樹形栽培におけるジョイント後4~6年目の作業性

日本なし「南水」ジョイントV字トレリス樹形栽培におけるジョイント後4~6年目の管理作業は、平棚ジョイント栽培と比較して、人工受粉、せん定で省力化が可能である。姿勢はほぼ全ての作業で改善され、特に上腕や首等上半身への負担軽減が期待できる。

果樹 令和5年(2023年度)南信農業試験場栽培部

日本なし「南水」のジョイントV字トレリス樹形栽培における若木期の栽植距離別の樹体特性

日本なし「南水」のジョイントV字トレリス樹形樹(若木期)は、2.0m以上の栽植距離では充実した側枝の育成が困難である。早期の結実と樹冠拡大は可能であるが、小玉傾向で初期の生産性は低いと考えられる。

果樹・土壌肥料 令和5年(2023年度)果樹試験場環境部・栽培部、長野農業農村支援センター

りんご「シナノリップ」M.9台木樹の凍害枯死に及ぼす土壌物理性と樹勢の影響

りんご「シナノリップ」M.9台木樹の凍害枯死は土壌の固相率が45%以上かつ樹勢が弱い園地で多い。

果樹 令和5年(2023年度)果樹試験場育種部

りんご「錦秋」の品種特性

りんご「錦秋」は「シナノドルチェ」に比べ、10日程度遅い9月中旬(須坂市)に成熟期を迎える中生のりんご品種である。果皮は濃赤色に全面着色する。果実重は300g程度、糖度は15%程度、酸含量は0.3g/100ml程度である。

作物 令和5年(2023年度)農業試験場企画経営部・作物部

スマートフォンのカメラで撮影した穂の画像による水稲の帯緑色籾歩合の推定

成熟期の穂を撮影し色ごとの籾数を数えるアプリは、帯緑色籾歩合を推定できる。

研究成果の検索

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
  • スマート農業
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.