研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

野菜・花き・きのこ 令和4年(2022年度)野菜花き試験場花き部

トルコギキョウにおける能動的日平均気温管理技術が開花及び切り花品質に与える影響

トルコギキョウでは発蕾日と目標開花日を設定し、品種固有の基底温度(以下、Tb)と発蕾から開花に必要な発達量(以下、DVI)を用いて、能動的日平均気温管理を行うと、切り花品質に影響を与えることなく開花を制御することができる。

野菜・花き・きのこ 令和4年(2022年度)野菜花き試験場花き部

7~8月咲き小ギク品種の開花特性と赤色LEDを用いた電照栽培における適性

7~8月咲き小ギクは自然日長下では開花の年次変動が大きいが、「糸子」、「春駒」は比較的安定して需要期に開花する。また、電照による8月盆出荷では電照抑制効果の高い品種を用い、品種特性に応じて6月10日~6月20日の間に消灯すると需要期に出荷できる。

野菜・花き・きのこ 令和4年(2022年度)農業試験場企画経営部、野菜花き試験場野菜部・育種部

四季成り性いちご「サマーリリカル」の着色程度を判定するアプリの作成

いちご「サマーリリカル」の果実の画像を判定するアプリは、達観評価により着色程度を判定する際の参考にできる。

野菜・花き・きのこ 令和4年(2022年度)野菜花き試験場野菜部

本県の促成栽培における一季成り性いちご「恋みのり」の収量・果実品質特性

一季成り性いちご「恋みのり」は、「章姫」と比較して晩生であり、同程度の草勢を示す。「章姫」よりも収穫個数や総収量は少ないが、1果重が大きい。摘果作業が省力化でき、果実が硬く、収穫しやすい良食味品種である。

野菜・花き・きのこ 令和4年(2022年度)野菜花き試験場野菜部

アスパラガス栽培ほ場で利用可能な土壌水分制御による自動かん水システムの実用性

太陽光発電を用い、土壌pF値測定値に基づいてポンプを作動する自動かん水システムにより、商用電源がないアスパラガス栽培ほ場でも省力的に土壌水分を維持するための適切なかん水を行うことができる。

野菜・花き・きのこ 令和4年(2022年度)野菜花き試験場野菜部

白ネギ栽培における10㎝セル間隔ロングピッチチェーンポットへの1穴4粒播種栽培は育苗資材費および育苗面積の削減に有効である

白ネギ栽培において、セル間隔が10㎝のチェーンポットへの1穴4粒播種は、慣行のセル間隔5㎝のチェーンポットへの1穴2粒播種よりも育苗資材費および育苗面積を削減しつつ、同等の収量を得ることができる。

野菜・花き・きのこ 令和4年(2022年度)野菜花き試験場佐久支場

レタス乳管破裂症状は品種によって発生程度に差があり、収穫遅れにより増加する

レタス乳管破裂症状(葉柄褐変症)は品種によって発生程度に差があり、収穫適期を過ぎると明らかに発生が増加する。発生が少ない品種としては、「ファンファーレ」、「サマーエース」がある。

果樹 令和4年(2022年度)果樹試験場栽培部

もも「なつっこ」の払子台木樹及びひだ国府紅しだれ台木樹の樹体生育と果実生産性

もも「なつっこ」の払子台木樹及びひだ国府紅しだれ台木樹は、おはつもも台木樹と比べて樹体枯死が少ない。また、もも「なつっこ」の払子台木樹は、ひだ国府紅しだれ台木樹と比べて樹体が大きく、1樹当たりの収量及び樹冠面積当たりの収量は多い。

果樹 令和4年(2022年度)果樹試験場栽培部

適熟期に収穫したぶどう「シャインマスカット」の冷蔵90日後の果実品質

ぶどう「シャインマスカット」にフレッシュホルダーを装着して90日間程度冷蔵した場合、適熟果では果実品質の低下がほとんどなく、過熟果では腐敗や果粒軟化の発生による品質低下が認められる。一方、フレッシュホルダーを装着しない場合は適熟果であっても果粒軟化や穂軸褐変が発生する。

果樹 令和4年(2022年度)

ぶどう「クイーンルージュⓇ」の除袋及びアルミ反射シートによる着色向上

※この技術情報の提供は、長野県内の生産者に限定しています。詳細は試験場又はお近くの農業農村支援センターにお問い合わせ下さい。

果樹 令和4年(2022年度)

ぶどう「クイーンルージュⓇ」の無核果房生産技術

※この技術情報の提供は、長野県内の生産者に限定しています。詳細は試験場又はお近くの農業農村支援センターにお問い合わせ下さい。

果樹 令和4年(2022年度)

ぶどう「クイーンルージュⓇ」の食味の推移

※この技術情報の提供は、長野県内の生産者に限定しています。詳細は試験場又はお近くの農業農村支援センターにお問い合わせ下さい。

作物 令和4年(2022年度)農業試験場作物部

リモコン式水田畦畔草刈機「カルクロウ」の特徴と作業性能

リモコン式水田畦畔草刈機「カルクロウ」は、小型で、草刈性能及び作業時間は自走式斜面草刈機と同等であり、畦畔斜度45°まで実用性がある。

作物 令和4年(2022年度)農業試験場作物部、企画経営部

水稲「コシヒカリ」における白未熟粒発生リスクがある出穂期

県内におけるアメダスの気温解析から、高温による水稲「コシヒカリ」の白未熟粒発生リスクがある出穂期を推定した。メッシュ農業気象データと温暖化予測モデルを用いた予測では、今後白未熟粒発生リスクは高まる。

土壌肥料 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部、農業試験場環境部

バーク混合牛ふん堆肥施用や緑肥作物のすき込みにより黒ボク土レタス畑土壌の全炭素含量と可給態窒素量を維持できる。

バーク混合牛ふん堆肥を毎年2t/10a以上連用又は出穂期直前のソルガム(草丈180㎝程度)をすき込むことで、土壌の全炭素含量は維持又は増加し、温暖化の緩和に有効な炭素貯留効果が認められる。同時に土壌中の可給態窒素も維持される

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農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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