研究情報

研究成果『野菜・花き・きのこ』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「野菜・花き・きのこ」の研究内容とその成果をご紹介します。

農薬情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

レタスのセル成型苗の徒長防止にスミセブンP液剤の灌注処理が有効である

レタスのセル成型育苗において、は種後出芽前にスミセブンP液剤の500~1,000倍液を、トレイ当り100mLを噴霧器を用いて灌注処理すると徒長防止に有効である。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場菌茸部

ブナシメジ栽培における果樹せん定枝の培地利用による収量等への影響

ブナシメジ栽培の培地資材としてりんご及びぶどうのせん定枝チップが使用できる。いずれの樹種も、コーンコブに対して代替率100%まで、ワタミガラに対して代替率50%まで使用しても収量への影響は小さい

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場菌茸部

ブナシメジ栽培におけるもみ殻及びそば殻の培地利用による収量等への影響

ブナシメジ栽培の培地資材として、もみ殻はオガコ(乾物重)を15g程度代替して利用できる。また、コメヌカ、コーンコブ及びワタミガラを代替の対象とした場合は、合計で10g程度利用できる。そば殻はコメヌカ、コーンコブ、ワタミガラ及びオガコ(乾物重)を代替の対象とした場合、10g程度利用できる。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場花き部

無加温栽培におけるアルストロメリア新品種の生産性評価

無加温栽培における主要品種および新品種(16品種)の特性を調査した。定植2年目に株当たり切り花本数が100本以上となった品種は「ラプラ」、「ゴールド」である。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場花き部

周年栽培におけるアルストロメリア新品種の生産性評価

周年栽培における主要品種および新品種(16品種)の特性を調査した。定植2年目に株当たり切り花本数が120本以上となった品種は、「マリリン」、「ゴールド」、「ジョールズ」である。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場花き部

球根コンテナや育苗箱を用いたトルコギキョウの隔離栽培方法

球根コンテナや育苗箱の容器に調整ピートを主体とした培地を用いることでトルコギキョウの切り花栽培が可能である。施肥潅水方法は、散水チューブと緩効性肥料の組み合わせとする。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

低圧ミスト噴霧による夏季の施設内温湿度の変化

夏季の施設内は高温・乾燥状態となりやすい。低圧ミストノズル(クールネットプロ)を用いた飽差制御による間欠噴霧により、夏季の施設内の高温・乾燥状態を緩和することができる。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部、農業技術課、園芸畜産課

DIYで取り組みやすい環境計測・制御機器 Arsprout DIY キット

環境計測・制御機器ArsproutDIYキットは、電気工作の未経験者でも容易に組み立てることができる機器で、施設の仕様に合わせてセンサーや制御項目が自由に選択でき、低コストで環境モニタリング・制御を行うことができる。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

簡易な雨よけ施設を用いたアスパラガス枠板式高畝栽培の収量性及び経済性評価

簡易雨よけ及び小型ハウスを用いたアスパラガス枠板式高畝栽培は、収穫作業が軽労化されるとともに、茎枯病の発病を抑制し、収量は成株で1.5t/10a以上に達する。雨よけ施設及び枠板式高畝の設置費用を要するものの、収量向上により露地栽培を上回る所得が得られる。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場佐久支場

ほう砂水溶液の茎葉処理によるブロッコリーホウ素欠乏症(かさぶた症状)の発生軽減効果

ブロッコリーに発生するホウ素欠乏症(かさぶた症状)に対して、0.5~1.0%のほう砂水溶液を1株当り50ml茎葉散布することにより発生程度を軽減できる。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

白ネギの越冬春どり作型の適品種

長野県内における白ネギの越冬春どり作型では、越冬率が高く晩抽性である「羽緑一本太」が有望品種である。

技術情報 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

レタス類を2条同時に切断可能な小型レタス収穫機

軽トラックに積載可能なレタス収穫機(DX-121)は全面マルチ栽培に対応し、玉レタスおよび非結球レタスを2条同時に切断することが可能である。

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試行技術 令和5年(2023年度)野菜花き試験場菌茸部

タピオカ澱粉かすはエノキタケ培地資材コメヌカの25%代替として利用が可能であり、さらに詰め重を15g程度軽量化できる

未利用資材のタピオカ澱粉かす(原料はキャッサバ芋)はエノキタケの主要な栄養材コメヌカ使用量の25%代替として利用できる。また、タピオカ澱粉かすをコメヌカの25%代替することで培地の詰め重を1ビン当たり2.5%(850㎖ビンで15g)軽量化できる。

普及技術 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

簡易なパイプハウスによるピーマン夏秋どり栽培は収量及び品質向上に有効である

ピーマン夏秋どり栽培で間口2.7m及び1.8mの簡易なパイプハウスを用いると、気温及び地温が確保できることから生育が促進し、収量及び品質が向上する。このため施設に投資しても所得が増加する。

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普及技術 令和5年(2023年度)野菜花き試験場野菜部

きゅうりハウス雨よけ(夏秋どり)養液栽培における省力仕立て法と経済性評価

きゅうり夏秋どり養液栽培のつる下ろし労力軽減には、摘芯を取り入れた側枝4本更新型つる下ろし仕立てが有効である。養液栽培システムの導入により経営費が増加しても安定して高い収量が得られることから、農業所得は露地栽培をやや上回る。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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