研究成果『技術情報』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。
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病害虫 令和7年度南信農業試験場栽培部
南信地域のなし園におけるナシヒメシンクイの近年の発生状況と気候の温暖化を想定した長野県内の第4世代発生地域の予測近年になってナシヒメシンクイ越冬世代成虫の発生時期が早まり、秋期も遅くまで成虫が発生している。今後もその傾向は続くと考えられるため、晩生品種の防除では注意が必要である。 |
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果樹・病害虫 令和7年度果樹試験場環境部
近年のりんご園におけるモモシンクイガの発生と産卵終期近年のりんご園におけるモモシンクイガの成虫及び産卵の終息時期は1980年代とほぼ同時期であり、遅くなる傾向は認められない。 |
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作物・病害虫 令和7年度農業試験場環境部
温湯処理による水稲奨励品種4品種の発芽率への影響「つきあかり」、「ミルキークイーン」、「山恵錦」、「モリモリモチ」は、温湯処理60℃10分及び60℃15分を実施しても、発芽率は90%以上あり、温湯処理による発芽率への影響が小さい。 |
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病害虫 令和7年度農業試験場環境部
イネ紋枯病の前年と当年の発病株率の関係イネ紋枯病は、前年の発病株率が高いほ場ほど当年の発病株率が高くなる。前年の成熟期の発病株率が20~30%を超えると、当年の実害が発生しやすくなる。 |
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土壌肥料 令和7年度野菜花き試験場環境部
UAV(ドローン)センシングによるスーダン型ソルガムの窒素吸収量の推定と施肥マップへの応用UAVで植生指数GNDVIを測定することによってスーダン型ソルガムの窒素吸収量は推定可能で、これを基に可変施肥の施肥マップに応用でき、後作レタスの窒素減肥が可能である。 |
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果樹・土壌肥料 令和7年度農業試験場研究企画知的財産部・環境部、農業技術課、農業農村支援センター
長野県の垣根仕立てのワイン用ぶどう園における下層土を含む土壌の基本情報県内の垣根仕立てのワイン用ぶどう園30か所について下層土を含む土壌断面、土壌の物理性及び化学性を調査した結果、土壌の物理性は多様性に富み、化学性は園地間差が大きく養分の蓄積は生食用ぶどうほ場と比べ少ないことが明らかとなった。さらに各ほ場の土壌の特徴を目視で確認できる土壌モノリスを作成した。 |
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作物・土壌肥料 令和7年度農業試験場環境部
高温条件下における基肥と追肥(穂肥)窒素量が水稲「風さやか」の生育、収量及び品質に与える影響高温条件下において「風さやか」の生育、収量および品質に及ぼす施肥窒素の影響は、基肥量と比べ追肥量の影響が大きい。追肥量を増やすと玄米収量は増加するが、玄米タンパク質含有率が上昇する傾向がみられた。 |
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畜産・土壌肥料 令和7年度畜産試験場飼料環境部
黒ボク土の水田転換畑での心土破砕による子実とうもろこし栽培の排水対策排水性不良な圃場において刃45cmのサブソイラとモミ殻暗渠による心土破砕により排水対策を実施した場合、子実とうもろこしの生育の改善がみられた。 |
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畜産・土壌肥料 令和7年度畜産試験場飼料環境部、野菜花き試験場環境部
病虫部会牛ふんペレット堆肥はレタス栽培において窒素、リン酸及びカリの化学肥料を削減できるレタス栽培において、牛ふんペレット堆肥は乾物10a当たり400~500kg程度の施用で慣行施肥量に比べて窒素1~2割、リン酸6~7割及びカリ10割の削減が可能である。 |
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畜産・土壌肥料 令和7年度畜産試験場飼料環境部
病虫部会県内で生産された牛ふん堆肥の窒素、カルシウム及びマグネシウムの肥料効果の傾向県内で生産された牛ふん堆肥23サンプルに含まれる速効性窒素は現物1トン当たり0~0.7kgである。また、県内で生産された牛ふん堆肥23サンプルに含まれるカルシウム及びマグネシウムは緩効性が主体である。 |
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畜産 令和7年度畜産試験場飼料環境部
準高冷地におけるチモシーの夏枯れは、品種と高温時の刈取時期を変えても回避できない長野県準高冷地では、温暖化によるチモシーの夏枯れは、高温と刈取回次の経過に伴って発生し、品種および高温時の刈取時期を変えることによる回避はできない |
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畜産 令和7年度畜産試験場飼料環境部
RM115の子実とうもろこし向け品種の6月における播種時期と収穫時期の目安機械収穫の目安となる子実水分含量30%以下となる時期は、ミルクライン8が目安となる。RM(相対熟度)115の子実とうもろこし向け品種の6月の播種は、過去の気温データに基づいて、播種から収穫までの有効積算温度が1,600℃以上になるように実施する。 |
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畜産 令和7年度畜産試験場養豚養鶏部
豚用精液の希釈液に「ゼノロングR(r)」を使用すると精子の活力が長期間維持される豚用精液希釈液のモデナ液と「ゼノロングR(r)」を比較すると、「ゼノロングR(r)」の方が精子の運動率と前進運動率を向上させ、繁殖成績を向上させる可能性がある。 |
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畜産 令和7年度畜産試験場酪農肉用牛部
OPUで採取した吸引溶液の2時間程度の保存は、胚盤胞発生率に差は認められないOPUで採取した吸引溶液を成熟培養に供用するまで、30℃で2時間程度の保存であれば、胚盤胞発生率に差は認められない。 |
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野菜・花き・きのこ・病害虫 令和7年度野菜花き試験場菌茸部
病虫部会Janthinobacterium agaricidamnosum、Ewingella americanaによるエノキタケ褐色腐敗病の発生近年、現地で問題となっているエノキタケ褐色腐敗病は、Janthinobacterium agaricidamnosum又はEwingella americanaによって引き起こされていることが新たに明らかとなった。 |










