研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場栽培部

もも「なつっこ」の仕立て法の違いによる樹体生育、収量性及び果実品質

多主枝整枝は、開心自然形に比べ、樹冠面積は大きく、9年生時の樹冠面積当たり収量も多かった。4本主枝整枝は、開心自然形と比べ、新梢数、着果数及び樹冠面積当たり収量が多かった。いずれの整枝法も開心自然形と比べ、果重が小さく、糖度が高かった。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場栽培部・育種部

摘果剤ミクロデナポン水和剤85散布によるりんご品種の摘果効果の品種間差

ミクロデナポン水和剤85の 1,200倍液、満開14~15日後散布は、「シナノホッペ」、「シナノプッチ」、「シナノピッコロ」、「ぐんま名月」、「夏明」及び「シナノリップ」に対して摘果効果が高く、「シナノドルチェ」に対して摘果効果が低い。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場育種部

赤果肉りんご8品種の果肉着色及び果実品質の特性

赤果肉りんご8品種の中で、「なかののきらめき」の果肉着色が最も良好で、次いで「いろどり」、「なかの真紅」、「ムーンルージュ」、「炎舞」の順に良好である。「紅の夢」、「ルビースイート」と「ローズパール」の果肉着色は不良である。「ルビースイート」と「ムーンルージュ」は酸含量が低く、その他の品種は甘酸適和から酸の強い食味である。

作物・病害虫 平成30年(2018年)農業技術課、農業試験場企画経営部・作物部・環境部、野菜花き試験場佐久支場

普通作物栽培の防除作業の省力化に産業用マルチローターが有効である

産業用マルチローターを利用した水稲・小麦・大豆栽培の病害虫防除薬剤の液剤少量散布作業は、産業用無人ヘリより低コストで騒音が小さく、地上散布より作業効率が良い。

作物 平成30年(2018年)農業試験場作物部

長野県の地域別水稲品質に与える登熟期気温の影響評価

全農長野県本部が収集した品質データを用いて、品質と8月の気温に関して解析した結果、品質が良好に維持される温度域は産地ごとに異なった。また、白未熟粒の発生リスクは8月の最低気温によって、胴割れの発生リスクは8月の気温と9月の日照時間をあわせて評価することによって示された。これらの知見をもとに、気温と品質に関する傾向を地域別に提示することができた。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場育種部

日本すもも「シナノパール」の成熟特性と「麗玉」の収穫の目安

日本すもも「シナノパール」は満開後145日頃から地色が黄色となり、155日頃に食味が良好となる。糖度及び果実重について、商標「麗玉」の基準を満たす果実を収穫するためには、満開後155日以降に、果実側径72mm以上の果実を収穫する。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場栽培部・育種部

日本すもも「シナノパール」の着果間隔、着果位置と果実品質の関係

日本すもも「シナノパール」を平棚で栽培し、仕上げ摘果時の着果間隔を15及び20cmとした場合に、糖度が高く、肥大が良好な果実が得られ、果実重200g以上、糖度18%以上の果実が7割以上を占めた。樹冠内の着果位置別の果実品質は、主幹から1m以上外側に着果させた場合、肥大が良好で糖度が高い果実の割合が高い。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場育種部

もも「ワッサー」の品種特性

もも「ワッサー」は「黄金桃」に比べ、15日程度早い8月上中旬(須坂市)に成熟期を迎える中生の黄肉の硬肉品種である。果実重は200~250g、糖度は14~16%である。

畜産 平成30年(2018年)畜産試験場飼料環境部

乳酸菌・繊維分解酵素製剤の添加によりロールベール水分が50~65%の範囲で良質な アルファルファロールベールサイレージが調製できる

乳酸菌・繊維分解酵素製剤を添加することにより乳酸生成量が増加し、酪酸及び揮発性塩基態窒素の生成が抑えられ、ロールベール水分が50~65%の範囲でVスコア80点以上、pH5未満の良質なアルファルファロールベールサイレージが調製できる。

畜産 平成30年(2018年)畜産試験場飼料環境部

子実収穫に適した飼料用とうもろこしの有望品種

市販の飼料用とうもろこし品種「P9400」、「36B08」、「LG3490」、「34N84」、「TX1334」、「KD641」の6品種は、子実収量が優れ、倒伏・折損、立枯れ、子実のかび毒の発生が少なく、子実用として有望である。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場菌茸部

ブナシメジ「YKB-3」培地におけるバガスパウダーとコーンコブの適正な使用量

ブナシメジ「YKB-3」培地に用いるバガスパウダーは1ビン当たり25~20g、コーンコブは64~69gが適正な混合量である。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場菌茸部

ブナシメジ栽培におけるコメヌカ代替資材「築野mix」の利用技術

培地資材「築野mix」は、ブナシメジ栽培の主要な栄養材コメヌカの一部代替が可能である。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場野菜部、佐久支場、農業技術課

たまねぎ春播き栽培における品種特性

秋播き栽培で用いられている「七宝甘70」、「ネオアース」、「もみじ3号」は、春播き栽培においても球の肥大、収量性に優れ、栽培に適する。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場野菜部、農業技術課

非結球レタスの一般特性

県内の寒地及び寒冷地における非結球レタスの一般特性を明らかにし、春播き作型及び夏播き作型における適品種を選定した。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場育種部・野菜部

ラファノブラシカ「長・野48号」は機能性成分を多く含む新たな野菜として有望である

ラファノブラシカ「長・野48号」はアブラナ科ダイコン属のダイコンにアブラナ属のケールを交配した異属間の雑種第1代植物となる新たな野菜で、機能性成分であるグルコシノレート類のグルコラファニン及びグルコラフェニンを多く含む。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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