研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

畜産 平成25年(2013年)畜試酪農肉用牛部

子牛の哺乳期において水を自由飲水させると、採食量が増え増体も良くなる

哺乳期子牛に代用乳に加えて水を自由飲水させると、代用乳のみ給与した場合に比べ乾物摂取量が多くなり、増体が優れる。

畜産 平成25年(2013年)畜試酪農肉用牛部

県内検定牛群における泌乳持続性と繁殖成績の関係

泌乳持続性の高い牛は低い牛に比較してピーク乳量は低く、低乳量牛を除き305日乳量に差がない。しかし、空胎日数が長く、繁殖成績が劣ることから、泌乳持続性の育種価をより高精度に評価するために、飼養管理法等他の要因の影響を検討する必要がある。

畜産 平成25年(2013年)畜試酪農肉用牛部

冷気と細霧の送風を併用したタイストール乳牛舎の暑熱対策システムの特性

トンネル換気下のタイストール乳牛舎におけるダクトファンによる冷気と細霧の送風を併用した牛体冷却システムを開発した。このシステムは暑熱時における搾乳牛の体温上昇と乾物摂取量および乳量の低下を抑制できる。

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野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)農試企画経営部、農業技術課

きのこ経営マトリックス分析ソフトは経営改善の支援に活用できる

きのこ経営マトリックス分析ソフトは、月次の詰込本数、実菌掻数、出荷数量、平均単価を入力することで月次平均単価とビン当たり収量の2つの切り口から収益性に関するグラフが作成でき、地域指標値等と比較することで支援経営体の月次収益性を効率的に検討することが可能である。

野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)野花試菌茸部

ブナシメジに「蛍光灯型LED」を用いることにより省エネルギー・低コスト栽培が可能である

きのこ栽培用「蛍光灯型LED」は、ブナシメジ生育期の光照射に用いることにより、慣行の蛍光灯使用時に比べ使用電力量が削減でき、さらに電気料金の低減を図ることが可能である。

野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)野花試菌茸部

エノキタケ高生産性培地のバガスパウダーとフスマの利用技術

エノキタケ高生産性培地でバガスパウダーを使用することにより、コーンコブの使用量を削減でき、フスマの使用量を増やすことでコメヌカの使用量を削減できる。

野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)野花試花き部、農試原村試験地

夏季地中冷却および大苗定植によるアネモネの年内切り花率向上

アネモネ・F1モナリザの7月定植秋冬切り作型において、夏季に地中冷却および市販の72穴大苗を定植することにより秋冬期の切り花本数が増加する。

野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)野花試花き部

アルストロメリアのシュート発生数、到花日数の品種間差異と品種特性に対応した管理方法

アルストロメリア27品種の生育特性および品質を把握した。シュート発生数や到花日数は品種間差が大きいため、生産性改善のためには品種特性に合わせた管理を行う。切り花収量の向上に対してはシュート数の増加を図る。価格の安定している10月から3月の収量割合を高めるためには到花日数の短縮を図る必要がある。

野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)野花試野菜部

収穫打ち切り後の光照射追熟によるカラーピーマンの増収効果

カラーピーマン栽培で収穫打ち切り時に着色が不完全な果実のうち、催色期以降の果実を光照射追熟することで7~15%の可販果の増収効果が認められる。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

はくさいの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

はくさいの黒斑細菌病に対する感受性には品種間差が認められ、感受性の低い品種の中には、収量、一般特性とあわせて利用できる品種がある。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

ブロッコリーの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

ブロッコリー品種の黒斑細菌病に対する感受性には品種間差があり、発病度が安定して低い品種が認められる。感受性の低い品種の中には、生育の揃いや生理障害・病害の発生程度、花蕾形状といった一般特性と併せて利用できる品種がある。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

グリーンボールの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

グリーンボールの黒斑細菌病に対する感受性には品種間差が認められ、感受性が低い品種の中には、収量、一般特性とあわせて利用できる品種がある。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

キャベツの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

キャベツの黒斑細菌病に対する感受性には品種間差が認められ、感受性が低い品種の中には、収量、一般特性とあわせて利用できる品種がある。

果樹 平成25年(2013年)南信試栽培部

日本なし「南水」の樹体ジョイント仕立て用苗木の育苗方法

日本なし「南水」の樹体ジョイント仕立てに適した苗木長330cm以上の大苗を育成するには育苗ほ場で2年間育成する。苗木を12L程度の不織布ポットに植え付け半地中埋設で育成することを基本とするが、ほ場が滞水や過湿になるおそれがある場合、ポットを地表面に並べ周囲に寄せ土する高畝埋設で育成する。

果樹 平成25年(2013年)南信試栽培部

日本なし「南水」樹体ジョイント仕立ての早期の収量性と作業時間の短縮効果

樹体ジョイント仕立ては、4年生樹で樹冠占有面積率が30~40%、収量が約0.7t/10a、5年生樹で樹冠占有面積率が約50%、収量が約1.7t/10a得られ、同樹齢の慣行仕立てに比べて樹冠の拡大が早く、早期から収量を上げることができる。また、樹体ジョイント仕立ては、慣行仕立てに比べて単位樹冠面積当たりの作業時間が約20%短く作業時間の短縮効果がある。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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